ハチは、野菜等の害虫であるチョウやガの幼虫などの昆虫を捕食したり、植物の受粉の手助けをするなど自然界のバランスを保つうえで重要な働きをしている昆虫です。最近では、ハチと人間が接することが多くなってきた為、巣を刺激し、刺されるというトラブルが多くあります。ですが、スズメバチ以外は攻撃性が少なく、おとなしい昆虫であるので、ハチの種類と特徴を理解しましょう。

 

【スズメバチ類】

生態

スズメバチ類(特に身近に存在し、危険なのはオオスズメバチ、キイロスズメバチ)は、体長が20~40mmとハチ類の中で最も大きく、高い攻撃力があります。チョウやガの幼虫、ハエ等を駆除してくれる農業・林業での益虫としての役割もある一方で、スズメバチに刺され、年間約20名の死者が発生、ミツバチを襲うことから養蜂場や果樹園にとっては厄介な存在になるなど、害虫としての一面も持ちます。ちなみに年間約20名の死者は、クマやヘビ、サメより多く、危険な生物であることに間違いありません。

活動時期と巣

スズメバチは春から初夏にかけて、越冬からさめた女王バチが巣をつくり、卵を産みつけます。6月中旬ごろから働きバチが羽化しはじめると巣が急速に大きくなり、9月下旬から10月上旬ごろには最大となります。巣の形状は、きれいなマーブル模様の丸い巣で大きさは種によって異なりますが、20cmから最大80cmになるものもあります。翌年は同じ巣を使用することはありませんが、同じ場所に新しい巣を作る可能性がありますので注意するようにしましょう。

駆除方法

巣の駆除は、大きさに関わらず専門の業者に依頼することをお勧めします。 刺激を与えなくても巣に近づくと巣を守るために攻撃をしてくる可能性があります。見つけたら、近寄ったりいたずらをしないようにしましょう!

 

【アシナガバチ】

生態

アシナガバチは、体長が15~25mmであり、スズメバチに比べ攻撃性は高くありません。巣を刺激しなければ、襲ってくることもありません。

活動時期と巣

4月から5月に女王蜂が単独で巣をつくり始め、6月より働き蜂が羽化して共同生活をします。その後、巣は急激に大きくなり、ハチの数も増え、8月から9月に最大となります。巣の形状は、シャワーヘッドのような形をしており、巣の大きさは約15cmです。スズメバチと同様に翌年は同じ巣は使用することはありませんが、同じ場所に新しい巣を作る可能性がありますので注意するようにしましょう。