普段からこまめに掃除しているつもりでも、部屋はいつの間にか汚れてきて、劣化していきます。特に賃貸物件の内見時には、家具や家電製品などが置かれていないため、部屋の汚れが目立ちます。間取りや設備が優れていても、水回りや換気扇などが汚れていると良い印象とは言えません。逆に、清潔感のあるキレイな部屋であれば、築年数が多少経っている物件であっても、好感を持たれるでしょう。

部屋を生き生きとよみがえらせるには、「ハウスクリーニング」を行うことが大切になります。

今回は、リフォーム後のように部屋をキレイによみがえらせるハウスクリーニングについてご紹介いたします。

 

ハウスクリーニングとは?

ハウスクリーニングは、専門のハウスクリーニング会社が部屋の掃除をするサービスです。私たちが日常的に行う掃除とは、作業方法や洗浄力などがまったく異なります。

ハウスクリーニングは、専門の技術を持ったプロのスタッフが清掃するため、普段の掃除では手が届かない箇所までキレイにすることが可能になります。例えば、レンジフードやエアコンの内部、水回りのサビや水アカなどの頑固な汚れも専用の洗剤や機器を使って清掃します。

賃貸物件の場合、借り主が退去する際には、入居時の契約で定められた範囲の原状回復を行う義務があります。しかし、原状回復義務以上のクリーニングは、貸主の負担です。定期的にハウスクリーニング会社に依頼して手入れを行うことで、部屋の美しさが長持ちし、物件の空室対策にもつながります。

 

ハウスクリーニングの種類

一言でハウスクリーニングといっても、その種類は大きく「空室クリーニング」と「在宅クリーニング」の2つに分けられます。

●空室クリーニング

空室クリーニングは賃貸物件の原状回復の一つで、新たな入居者が入る前に行う清掃です。前の入居者が退去してから、しばらく空き家や空室になっていた部屋の掃除なども行います。

空室クリーニングの場合、キッチンや浴室、トイレなど部分的な掃除だけでなく、リビングルームやエアコン、ベランダ、壁や天井まで部屋丸ごとのクリーニングを行うことが一般的です。

●在宅クリーニング

在宅クリーニングは、入居者がいる部屋を掃除するサービスです。家具や家電製品などのモノが置かれた状態で、依頼者の希望に応じた部分的なクリーニングを行います。例えば、換気扇やバスルーム、窓のサッシなど、普段掃除しにくい箇所の清掃が中心です。

 

ハウスクリーニングの内容

●エアコンクリーニング

エアコンを取り付けたまま分解して、ホコリや汚れなどを除去します。専用の洗浄液を使用して内部まで磨き上げ、仕上げに抗菌や防カビ剤などの塗布を行うこともあります。

●フローリング

専用の洗剤で床を磨き、素材のツヤをよみがえらせます。ワックスを使用して磨く通常のフローリングだけでなく、クッションフロアなど床材に適した清掃が可能なのもプロのハウスクリーニング会社ならではの特徴です。

●レンジフード・換気扇

普段取り外すことのないパーツを分解し、外枠だけでなく内部のネジにまでこびりついた油汚れや煙汚れなどを除去します。専用の洗剤やブラシなどを使用することで、汚れを落とすだけでなく、レンジフードや換気扇を使用したときの悪臭も軽減することができます。

●壁紙

「クロスクリーニング」と呼ばれ、ホコリを落とした後、壁についたタバコのヤニや黄ばみなどの汚れを、専用の洗剤を使って洗浄します。落としきれない場合や、洗浄できない素材の壁紙は、クロスごと張り替える場合もあります。

●浴室

浴室内は排水溝や天井、タイルの隙間など、水アカやカビ、石鹸のカスなどが溜まりやすい箇所です。しばらく放置してしまうと、汚れが悪化し、家庭用の洗剤では落としきれなくなってしまいます。掃除しにくい浴槽下部の高圧洗浄や、浴室暖房乾燥機のクリーニングなどもハウスクリーニング会社によっては可能です。

●トイレ

便器や水栓タンク、蛇口、換気口など黒ずみや黄ばみを落とすためのクリーニングを行います。近年は、通常の便座だけでなく、掃除しにくい温水洗浄便座の清掃に対応しているハウスクリーニング会社がほとんどです。